義務教育を終えてから成人するまでの期間は将来の進路を決める大事な時期です。多くの日本人は高校生として過ごしますが、残念ながらこの時期に自分が進むべき道を見つけることができる若者はほとんどいないのではないでしょうか。なぜなら、日本の高校は大学に進学するための勉強が中心となっているからです。高校生の時期には受験勉強ばかりではなく、自分の個性を知って才能を伸ばすことも重要です。
しかし、日本では決してその環境が整っているとはいえません。若者が自分の個性を知り、才能を伸ばし、最適な進路を見つける環境があるのがボーディングスクールです。ボーディングスクールとは全寮制の寄宿学校のことで、海外留学先としても注目されている学校です。たくさんの政治家、経営者、小説家、俳優、アスリートなどを排出しています。
ちなみに実業家でありアメリカ大統領にもなったドナルド・トランプ氏もニューヨークのボーディングスクール出身です。ボーディングスクールでは寮での共同生活を通じて礼儀や規律を守る習慣を身につけることができます。また、さまざまな国の学生と暮らすことで、出身国が違っても相手を理解し受け入れる寛容性や交渉力、コミュニケション能力を身につけることもできます。さらに教師一人あたりが担当する学生の数が少なく個々に応じたきめ細やかな教育が行われているために、個性を見極めながら得意な分野や才能を伸ばす指導を行ってくれます。
これらの特徴が世界で活躍する数多くの人を排出している理由でしょう。