ボーディングスクール

ボーディングスクールとは全寮制の寄宿学校であり、ボーディング(boarding)が「寄宿、下宿生活」という意味を表します。、両親や家族と離れて、同じ寮生同士で生活することで、学業だけでなく、コミュニケーション能力を高め、規律、礼儀、自立心を養っていく事が目的となっています。ボーディングスクールは世界各国で行われており、その国ごとで方式や特徴が異なっており、それ以外にも軍隊式教育や宗教教育、音楽や芸術などの特殊技能など目的に応じた種類分けがされています。例えばスイスのボーディングスクールでは英国方式とアメリカ合衆国方式との両方があり、その両方を採用するだけでなく、世界各国の学生・教師により構成され国際性が非常に高く、多様なカリキュラムを導入していることが特徴です。

英国ではエリート・知識階級を養成する教育機関として考えられており、中でもイートン校では燕尾服が制服となっており、代々英国王室関係者が通う学校でもあります。アメリカ合衆国では授業が少人数で行われ、主に対話形式のディベートが多く組まれており、上流階級子弟の多くがボーディングスクールで学んでいます。近年では諸外国から、政界・財界のトップや富裕層が、子に質の高い教育を受けさせるだけでなく、人脈を構成する目的でアメリカ合衆国のボーディングスクールに留学させる傾向があります。日本では札幌聖心女子学院中学校・高等学校、函館ラ・サール中学校・高等学校、不二聖心女子学院、海陽中等教育学校の4つが挙げられます。

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